心も身体も無いですよー自分の「身体」や「心」があると思考・考えで思っているだけ



動画・長井自然老師神戸座禅会 2/10 から


思考、考えとしてものを取り扱ってる間は実物を見ることは出来ない。如是の法としてのご自身の本来のあり様を自覚することは出来ない。ですからご自身の真相を知りたいということがあったら、自覚したいということがあったら、初めから思考、考えを捨ててかかりなさい。

--------------------------------

「自分が考えているのではない本来の自分自身の有り様 (ありよう) がある」

(自分がこれが自分だと考えているのとは違った自分というものがある 認識作用にごまかされて自他の念が生じているのでそれが分からないだけ)

------


道元様の『普勧坐禅儀ふかんざぜんぎ』に、
「須らく回向返照 (えこうへんしょう) の退歩を学すべし」とあります。
そうしていますと
「身心自然に脱落し」
知らず知らず身も心も自然にはずれちゃう。

※『普勧坐禅儀』は鎌倉時代に、中国から真の仏教を伝えた道元禅師が帰国して著した坐禅の指南書

身も心もあるというのは思考・考えの作り事なんです。

思考・考えがすたると、初めて自他のない有り様 (ありよう) にいることができるんです。

そこから一念が生じた時に、一念心にごまかされていたことに気づく。

これを経験する必要があります。
これを経験すると、本来の有り様 (ありよう) をキチッと自覚できるんです。


自分が考えているのではない本来の自分自身の有り様があるんです。(自分がこれが自分だと考えているのとは違った自分ー宇宙の根幹である自己というものがある)

我々が「わたし」と思っているのとは違う、本来の有り様 (ありよう) を自覚できるんです。

(2018/08/26自然老師神戸坐禅会にて)


長井自然老師坐禅会が神戸で令和元年6月29日30日 連続開催