夜中も眠らず坐禅できる人は今の日本にもいます

坐禅は必ず目を開いて行ないます。

瞑想中・座禅中に眠くなる原因ー僧侶やベテラン一般人はなぜ坐禅中に眠るのか
からの続きです


坐禅中や瞑想中にいつも居眠りする人が沢山いらっしゃる一方で、
坐禅の力があり、深夜にも坐禅に励む人がいます。

彼らの睡眠時間はとても短いです。

しかも、次の日の坐禅に支障がありません。



仏教徒・修行者は寝過ぎはいけない

寝過ぎは行けないと昔から仏教では戒められています。
一日中用心せよ、放逸になるなということでしょう。

出家(僧侶)であろうが、在家ざいけであろうが言えることです。


何時間くらい眠っていたのでしょうね。お釈迦様の時代の僧侶や中国の禅僧たちは。


推測するに、3時間から4時間か5時間かなと思いますが、明確な根拠はありません。

最近の学説では、レム睡眠とノンレム睡眠のセットで90分(から120分)という睡眠単位を繰り返すということですから、それで言うと、3時間か4時間、4時間半という睡眠時間が理想とされたかもしれません。

※90分単位というのはやや古い学説で、最近では120分位の長い場合もあると言われています。


睡眠は、簡単に言うと、大きくレム睡眠とノンレム睡眠に分けられ、浅いレム睡眠+深いノンレム睡眠+浅いレム睡眠 で構成されています。

ノンレム睡眠は4段階に分けられ、段階1と2は浅いノンレム睡眠、段階3と4は深いノンレム睡眠と呼ばれます。
ノンレム睡眠の最中にも夢を見ることが分かっています。

そして、レム睡眠中にも、疲労回復効果があることが分かっています。
(だからパワーナップ=仮眠 が有効です)


もちろん、当時はそんな知識はありませんから、僧侶である人たちの長年の体験から、3時間か4時間、4時間半という睡眠時間が良いという結論になっていたかもしれないということです。


何度も言いますが、売れっ子のタレント・俳優さんとか、スポーツ選手とか、実業家・起業家とか、文筆家・芸術家とか、世間で何かの分野で成果を挙げているような方は、やはり、2時間から3,4時間くらいの睡眠時間と云う方々も多いです。

だから、真剣な僧侶たちが、短時間睡眠で居たことはあり得ることです。

現在の学説の7時間睡眠説は、根拠がありません。
なので、修行者が7時間眠るのは、寝過ぎです。
人生あまりにも短いのに、7時間も寝ていられないです。

ともかく坐禅に支障をきたさなければ、短時間であればあるほど良いのです。
次の日にボーッとして、坐禅にならない、仕事にも精が出ないというのでなければ、短時間睡眠OKです。


この次に書いていますように、坐禅ができるようになると坐禅自体が疲労回復にもなり、脳の疲労物質が貯まらなくなるので、3時間乃至4時間で過ごせる人は過ごせたと思われす。

井上義衍老師の参禅の師であり、医師の飯田トウ隠老師は、
「人間は3時間寝ればそれで足りる。それ以上寝ることは酔生夢死で無駄な人生だ」
と言って、1日は3時間の睡眠と10分ほどの仮眠で過ごされたとそばで事務を手伝った娘さん(小松妙子女史)が言っています。


深夜に坐禅しても眠くないし、次の日の昼間の坐禅も大丈夫な人たちがいます

できる人は超短眠で坐禅2ちょと昔のことになりますが、
わたしの僧堂修行時代には、睡眠3時間か4時間くらいにして、余った時間で夜中坐禅に励み、次の日の坐禅中にも何ら支障きたさず坐禅中には決して眠らない強者がいました。

その人は、午後9時半過ぎから始まる自由夜座の時も、午前1時くらいまでふらふら眠ることなく、坐禅されていました。

そして、朝の3時半に起きて、またみんなと一緒に坐禅をするのです。
わたしは、午前1時や1時半まで、坐禅の姿していますけれども、見事に眠っていました。

その居眠り癖と睡眠不足がたたって、次の日の日中の坐禅によく居眠りをするようになりました。


一方、その人、日中の坐禅もまったく眠らず、ちゃんと坐っていました。
たしか、その人とは、8年間か9年間一緒に修行したのですが、その方は、ずっとそのような修行をされていました。



別の
在家主体の道場でも、在家の方ですが、やはり午前1時過ぎにも、寝床には来ず、坐禅をされていた、そういう方がいます。 摂心中の話です。

その方も、その夜の坐禅もふらふら眠ることなく、坐禅を楽しんでいらっしゃいました。

日中も勿論ちゃんと坐禅しています。

力のない人が真似をすると、夜中に坐禅できても、次の日の日中の坐禅が、眠くて眠くて坐禅ではなくなってしまいます。


なぜ、夜中遅くまで坐禅して、次の日も何ら支障なく坐禅ができるのかも、生理学的に説明ができますが、今は省かせていただきます。


昔のインドや中国でなくても、今の日本にそういう人いるんです。
伝説ではないのです。

介護で大変だった女性が法話と坐禅で激変ー修行僧以上の境涯となり、さらに大悟した実例 を読む

貫道老師なんかは、中卒で小浜の發心寺の道場に行って、夜坐をしていたら、振鈴(しんれい:起床時間)になるというようなことがよくあったそうです。
流石に、睡眠時間ゼロでは、日中の坐禅中に居眠りするので、
「池に飛び込んで来い」
と言われたそうです。

根が正直だったので、15歳か16歳かでしょうその時、素直に、裸になって氷のはっている池に飛び込んだそうです。
「それでも、戻ってきたらホカホカして、眠くなっちゃうんですよね」
「だから、また、警策でバンバン叩かれる」
と笑いながら、話されたことがあります。


当時の専門僧堂の原田祖岳老師が、
「もし、今晩悟ったら、好きなだけ寝ていていいぞ」
と励まされたので、それならばと夜も眠らずに坐禅に励んだそうです。

ちなみに、僧堂に掛搭して2回目の12月の臘八接心の時に、畑に野菜を取りに行く時に、自分の下駄の音で大悟徹底されています。(wikipediaの記述誤っています)
この話も老師から直接何回か聞かされましたので間違いはないです。
録画も撮ってあります。


(摂心の時には僧侶は全員坐禅だけに打ち込めるわけではなく、ご飯を用意する係も必要です。
平等にするために、3ヶ月ごとまたは6ヶ月毎に役目を交代します。

僧堂(禅堂)住まいになれば、諸役からは免除されます 次の期間は、台所とか庶務とか接客とか老師の付き人とかになり、次は禅堂住まい というふうに交代していきます)





◇    ◆    ◇    

睡眠を取り過ぎても坐禅中に眠くなります

あと眠り過ぎも、寝不足と同じです。

7時間睡眠がベストという学説は間違っているかもしれない

睡眠學の専門家は、7時間眠るのがベストのように言っていますが、ここはあくまでも管理人の見解ですが、これはとてもあやしいです。

7時間眠ることに異論を唱える学者がいます。


しかし、全体の潮流は、「7時間睡眠」です。
「睡眠負債」という造語を使って脅かしている感があります。
言い出しっぺはNHKのようです。

そしたら、テレビに出る学者はみな「7時間睡眠」というようになったそうです。
うちはずっとテレビ無いので分かりませんが。

しかしながら、7時間睡眠には賛成しない学者もいるようです。

先日偶々主婦の人と睡眠のお話をしていて、
「わたしは3時間くらいで十分なのだけれど、7時間寝るべしみたいなことが世間で言われているので、あとの3時間少しは布団の中に入っています」「息子も同じみたいです」
と言っていました。

遺伝的に短時間睡眠で十分な人がいます。
そのような方が、睡眠時間は何時間たるべし みたいな学説(TVに出演している学者)を信じていると、自分のことが心配になります。

なので、その方に、「いや、短時間睡眠で大丈夫ですよ。睡眠3時間にして、起きて、自分の好きなことをしたらどうですか?」
と言いましたら、目を輝かせていました。いくらでもしたいことがあるそうです。



ともかく、
昔の僧侶の指導者は、眠る時間が長いのをきつく戒めています。
生死事大、無常迅速(しょうじじだい むじょうじんそく)です。

しかし、昔は時計もなかったし、どれだけが寝過ぎと判断したのかは不明です。


だれか、
『仏教では何時間の睡眠を推奨していたか』
とか
『坐禅と睡眠の関係』
とか研究してくださいませんか?

駒沢大学大学院で、「坐禅と睡眠」の研究をして博士論文かけば、
Ph.D.間違いないですよ。
いや、医学博士号取れるかもしれません。

駒沢・愛知学院(東京・愛知の曹洞宗の大学)や花園大学(京都の臨済宗の大学)には医学部がないので、他で研究しないといけませんが。

多分このテーマ、だれも研究していません。


仏教徒はあまり眠るなと昔から言われてきた以上

ひょっとして
意外にも睡眠過多が原因で、坐禅中に眠くなっているかもしれません ということです。

日勤の仕事のある人は、寝すぎようにも無理でしょうけれど、
自営業の方や定年退職されて基本家にいる方、睡眠多すぎる可能性があります。
8時間は多すぎます。
7時間も多すぎる可能性があります。

あくまでも推測ですが、さすがに修行者が7時間睡眠では、眠り過ぎであると思います。
第一時間がもったいないです。


あまり眠らなくてもよいショートスリーパーという人たち

できる人は超短眠
何%かの割合で、遺伝的にショートスリーパーであるという人がいるようですが、もし、自分がショートスリーパーかもしれないと思ったら、睡眠時間5時間や4時間でも、眠気なく、スッキリと坐禅できると思います。

普通の人が、ショートスリーパーになりたいと思った場合、訓練システムもあるようです。

武井壮やさんまやレオナルド・ダ・ヴィンチなどがショートスリーパーです。
結構現在の日本にもたくさんいます。短時間睡眠で大丈夫な人。
彼らは生得的にショートスリーパーです。
上記の3時間眠れば済む主婦のように、特に短眠にしなくても良い生活パターンなのに、短時間睡眠でOKな人もいます。


普通の人が、短時間睡眠にいきなり挑戦しても、失敗するのがおちですが、生まれつきショートスリーパーではない人が訓練で短時間睡眠で大丈夫になれる方法があるようです。

短時間睡眠にしたら、お肌に悪いのと思われるかもしれませんが、短時間睡眠にして、アトピーが改善したという例もあるようです。



瞑想中・座禅中に眠くなる原因ー僧侶やベテラン一般人はなぜ坐禅中に眠るのか

坐禅中・瞑想中に眠くならない方法
もご覧ください。





次回(記事掲載の時期は未定)は、なぜ睡眠時間を減らしても、坐禅できるのか、次の日の日中も眠くならないのか
について、お伝えします