座禅に初心者が無いわけ―東大出て僧侶になって悟った川上雪坦老師



仏教といって別にあるものじゃないです、ですから、b55b49a8fc87aeef08c5cf0a80ee1b0c_s

仏道を習うと云うは自己を習うなり、
自己を習うと云うは自己を忘ずるなり。と云います、


これだけ知ってりゃ他の知識はいらんです。
ゆえに初心者ということないです、

初心者だけの世界ですか、自分を忘れる人常にまっさら=仏です。

基礎を繰り返して十年とは世間修行のことです、
[ 仏道修行は世間の技術習得のように基礎を10年積み重ねるというような必要はないのですという意味 ] 


これは修行する以前にすでに中にあり、
気がつくか [悟るか]、
気がつかず [悟らない] で一生を終わるか
の問題です。

―川上雪坦老師



川上雪担老師のことば

川上雪担老師の語録


悟りは、物理現象といった方が良い

 悟りを開くのは開き損なうってことあるかも知れませんが、悟りっていうの、物理現象といったほうがいいほどで、失敗とか無に閉じ込められるとか、ややっこしいこととまったく無縁ですよ。

 忘我というんです、身心ともにないんです、忘我の本来は忘我している自分を知らないんです。一念起こって、つまり忘我から引き返すことあって、はあっと気がつく、このときに自分というものなしに、すべてが存在するのを通身から知るのです。本来終わり初物といって、それっきりのものです。



川上雪担老師略歴

昭和11年(1936)生 横浜市出身。音楽・文学に造詣が深い。モーツアルトが大好き。
昭和30年(1955) 東京大学理科二類に入学。医者になるはずがドストエーフスキー、宮沢賢治、シェークスピア、リルケ、小林秀雄にモーツアルト、近代絵画などに惹かれ、8年後独文科卒業。

東京大学卒業後、3年間の高校数学教師を経て、出家。

発心寺専門僧堂に掛搭して、師家・原田雪水老師の弟子となるも、井上義衍老師の名声を聞き、(昭和40年頃)僧堂を抜け出して浜松龍泉寺に行き、井上義衍老師に参禅。

龍泉寺は貧乏寺につき、境内のお堂や山の下の空き寺に雲水(うんすい=修行僧)の斎藤大心和尚と一緒に托鉢して、自炊しながら、義衍老師に参禅。
この間、省(せい)(気づき、小さい悟り) あること度々。

大心和尚も、発心寺専門僧堂を飛び出してきた一人。
(雪担老師が僧堂に掛搭(かた)していた当時の発心寺の維那(いのう)和尚の雪渓師はかつて僧堂を飛び出てすでに井上義衍老師に参じて、発心寺専門僧堂に帰って来て、維那和尚となっていた つまり、井上義衍老師のところの先輩に当たる)

のち、横浜の総持寺専門僧堂に掛搭(かた・かとう)。(発心寺専門僧堂は飛び出していたので、住職資格が取得できていなかったためと推測される)

新潟県三条市・東山寺の住職となるも、義衍老師の摂心には通い、また、義衍老師を師家(しけ)として拜請(はいしょう)して、東山寺で摂心を行う。ある時、脱落す。

井上義衍老師の印可証明は断ったと自分自身のブログに書いておられる。
弟子に「だれか俺を印可してくれ」と(弟子に印可してもらうというのは深い意味があります)。

平成23年(2011年)に突然遷化(せんげ)。
在世中からネットを駆使してブログやmixiなどでも法を説かれていた。
「普勧坐禅儀」「心経」「仏教について」など本職関係の作品の他、「なむねこエッセイ」「歌集東山寺四季一、二」「北海鱒釣り歌」など著作多数

会下(えか=参禅者)からは東山とうざん老師と呼ばれる。

川上雪担老師の著述物

2001mumonkan_kawakamiroshi
川上雪担老師『無門関提唱』 1,100円 購入はこちら



最近東山寺とうざんじ のサイトが改変されました その結果、以下の目次(一覧表になっているもの)はリンクが失われています(2019年12月)
目次だけでもご覧ください
 http://www17.plala.or.jp/tozanji/zazenni.html ← これはリンクがあります


以下の法話は、http://www17.plala.or.jp/tozanji/houwasyuu.html から 



 只管打坐Q&A 座禅の方法 など
 
以下のタイトルをクリックしましても、本家のサイト改変によりすべてリンクが失われています。
でもご安心下さい。

川上雪担老師の法話集は、
 http://www17.plala.or.jp/tozanji/houwasyuu.html
からご覧になれます。

法話 

仏教と自分説教晋山式
宗門坊主自殺仏像
論の尽きたところ心は傷つかないことを知るただ
UFO禅門たった一つ変な人
本来を知る茶碗の中へころり座禅の方法
悟り終わって悟りなし一指頭人を苦しめない
思考ということ発心の人へ只管打坐Q&A
自分の立場を守らない坊主情けなや気違いの兆候
心のメカニック2御開山禅師打睡一下知らない
方丈の言葉がわからない仏陀座禅・凡人・別格の人
一切経前世の因縁信長
升田と大山日本人の心無心の法
無字公案達磨廓然無聖無色
立ったり寝転んだり坐ったり道元禅師空手還郷一つっこと
悟りっていうの、物理現象といったほうがいいほどで、唯我独尊人
念我と忘我風動幡動
メカただの人究極自分はどうか
服と不服とは医の科にあらず丁の字真っ正面
眠くなるこれあればかれあり
目で見えるものしかないアボリジニ
単純事実考え方スプーン曲げ
死んで菩提人類滅びの一途ひとりごと
歩きながらチベット仏教食用人間
歓喜天常識
楽しい座禅キリスト教と仏教は友達になれるか
救い南宗北宗どうしようも
いいだとういん さんさわきこうどう さんキリスト教
常識があるだけです座禅と瞑想の違い無心
大乗と小乗仏法ただの工夫
イデオロギー近似値ただの人
ちらとも中庸夢幻-未だかつて知らず
法とは何か禅は自我を脱する方向人生もとの木阿弥に
知る器量の物自分を捨てるということ
故郷面壁九年青山常運歩
自分というものがもとない心意識生死ということ
月光後継者クリシュナムルティ
生きていたくない人へ心のメカニック色即是空のこと
極楽浄土もとの木阿弥けりをつける
大悟後の変化日々是好日解脱の道は標準が自分
自分は何か一遍上人浮き世のこと
マニュアル良寛さんの五合庵悟り
死んだ子を忘れらない母親に戦争万事を休息する
人間の本当物理的な苦しみモアイ
木の葉座禅が座禅になる季節賢治のこと
個性・没個性マッド・サイエンティスト座禅について
ドラキュラはるははな国破れて山河あり
あみださんありのまま生微涼

以上の法話は、
川上雪担老師の法話集にあります。